PINKFOX 強制収容15

これで何度目であろう。
美智子が黒奇島の権力者、蜂の巣に気に入られもう10回以上も夜を共にしている。
その間真紀と優子は1、2回しか呼ばれていず正に彼女は事実上権力者の一番の愛人である。
が、この間抜けに見える蜂の巣もどうやらタダ者ではないのかも・・・
と美智子は伽をしながら考えを改めはじめていた。
寝る前に必ずシャワーを彼は浴びるのだが時折血のりのついた衣服や両手・・・何十人もの罪人が毎日命を
落としそれに関わるトップは何食わぬ顔で体を洗い飯をほおばるように美智子の白く細い体を抱きつくす。
話題はその罪人たちの殺され方の描写が多く、それをブホブホっと笑って話す。
並みの人間には到底出来ない芸当だ。
しかも最初は彼女に骨抜きだったのだがなれてきたのか人殺しの話題で彼女がどういう反応を示すかむしろ
楽しんでいるようなフシさえある。
その度彼女は「・・私にはわかりません」とわざとビクビクして応えているのだが・・・
やはり真紀たちの忠告どおり脱出など考えない方がいいのだろうか・・・美智子は弱気になっていた。
携帯電話もテレビもない。
文明から離れたこの離島。
せめて携帯でもあればリョウタたちとおしゃべりできる。
今日も蜂の巣と別れ、また美智子はあのいやらしい護衛たちにケツを叩かれながら部屋に戻っていく。
色んな部屋を通るが女性の奇声が放たれ、そしてとだえる。
「・・あーあ、死んだな。ちっ、結構美人だったのによぉ。ア○コ具合も良くて楽しめたのによー残念」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
無言の美智子をイジわらうように護衛は言う。
「・・・・・・怖いか?おめえもいつかは死ぬんだぜ?いい事を教えてやろうか・・・・けけ。その代わり・・・」
「やらせろって・・・事かしら?」
「・・・は!!大人しそうなフリしてやっぱりテメェは好き物の部類かぁっ(笑)!!そうさっ!どうでぇっ!!」
暗い誰も見ていない部屋の中、さっさとヤった美智子と護衛。
あのいやらしかった護衛の彼女を見る目が違う・・・
「いや・・・・良かった。凄いなぁアンタ・・・・・」
瞳をうるませる護衛。
当然だ。沢山のいい女をしゃぶりつくした政治家たちでさえ一目置いた産業スパイ、PINKFOXなのだから・・・
満足そうに下を向き、護衛はネタをしゃべりはじめる。
「・・・三日後に死ぬのは優子と真紀だよ・・・」
「!?・・・・・・・・・な」
「別に司令官が気に入らないから処分ってぇ訳じゃねえ。あの2人は本土から処分命令がもう出ているのさ」
「・・・・・何故です?あの2人は・・・2人はそんなに悪い事を」
「たいした悪さはしてねえ。けどよ、本土でのカルテではもう・・・死んだ事に帳簿は書き換えられているんだよ。確かにあの2人は普通のワルだけど関わったものはヤ○ザの組の妻とか・・・色々都合悪いんだろう?
アンタはどうか知らないがなピンクフォックスさんよ」
「!!・・・・なっ、何故私の名を・・・」
「甘いなあアンタ!そんなの前の島からのデータ引っ張れば分かっちまうって(苦笑)!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
(そんな・・・・・・・・・・・・・・)
所詮子供の遊びなのか・・・
冷や汗をかき、美智子は落胆しその場にしゃがみこんだ。
それなら蜂の巣は最初から全てを知って受けていた事になる。
ふーん、これがピンクフォックスか・・・色っぽい手段だなぁブホブホと腹の中でニヤついていたに違いない。
美智子は心の中で泣くよりももう笑うしかなかった。
(そうだわ・・・所詮私のやってきた事なんて虎の胃を借りた狐・・・桃色狐と言われもてはやされた私は、私は
沢山の権力者のド真ん中で裸踊りをしていただけなんだわ・・・過去もそう、そして今も・・・・・・フフ)
こうして真紀と優子は2日後連れられ、裸にされてロープで吊るされ、数え切れない鞭を浴び、未練を残して
死んでいった。
部屋を出る前、真紀は美智子に一言だけいった。
「・・・・美智子の言うとおりにすれば良かった・・・フフ。シバいてごめんね。生まれ変わったらさ、あの・・・」
気の強い真紀が口ごもる。
「友達になろうよ!}
「・・・私も。美智子。」

その笑顔はまるで何も知らない十代の処女のようにはかなく美しく、美智子は泣くのを必死で押さえ2人を
見送った。
知り合った二人の死・・・
美智子は1人になった。
(・・・沢山の人が死ぬ。私が死ぬのは・・・当然かも知れない。けど・・・けど本当にだめなのかしら・・・リョウタ
や純一、私の沢山のお父さんやお兄ちゃん・・・いいえそれ以外にもきっと・・きっと罪を償って生きていける
人たちはいる。ああ・・・)
彼女は自分の゛生゛を呪った。
大物政治家や超大手企業たちのトップと交流し、そのウインク1つで彼らを魔法にかけたあの頃、確かに彼らは彼女の声1つで動いたのだ。
裏切られ人を信じず類稀なスパイの能力て゛得たものは結局自らが逃亡し続ける時間だけ。
何も残らなかった。
もしあの時、彼女が「救ってください・・・」と言えば多数の政治家が改革を起こしてくれたであろう。
暗く考え込む美智子を見、護衛は気を使い、しゃべる。
「・・・・まあ、アンタは・・・・まだ大丈夫だろうよ。そうそう、そういえばさアンタが前いた島から罪人が1人流れてきたってよ!顔みしりかもよ」
ハ・・・と驚く美智子。
「だ!・・・誰!?」
「名前はまだ・・・分かんね。ただ軍服を着ててオックスフォードメガネに黒いヒゲ生やしてて・・・35くらいで
やたら無口らしいぜ・・・」
(・・・・・・・・・・・・ま、まさか!?)
「ああ・・・・・あー見えたアイツだなんかイケすかない面だぜ。」
(・・・・・・・・・・やっぱり藤堂司令官・・・)
軍服はボロボロで手には鎖がはめられ、その顔には以前の高圧さがなくまるで水のみ百姓のよう。
「ひっ、ひいいっ!!すっ、すみませんっ(泣)!!」
鞭でぶたれ、悲鳴を上げながら歩く藤堂。
それより孤島は今どうなっているのか・・・囚人の安否を頼んだ本人があの状態では最悪の自体も考えなくてはならない。
「・・・・ピンクちゃんよぉ、もうそろそろ部屋に戻らないと俺たちもどうしようもなくなるんだ。なあ・・・・」
だが気の動転している美智子は聞こえない。
護衛2人が手を取ろうとした瞬間美智子のハイキックが炸裂っ!!

バキッ!!
「ぐええっ!!!」

同人誌「馬渕美智子外伝 PINKFOX」読者(買ってネ♪)ならお分かりだろうが彼女は格闘のプロ。
護衛程度は敵ではない。
が、もう1人の護衛が非常用センサーを押すと彼女の裸体に電流が走り、奇声を発して彼女は倒れてしまう。

ビビビビビヒビビヒビーーーーーッ!!!!
「ぎゃああああああーーーーーーーーーっ(泣)!!!!!」

眠りについた豚のように倒れた彼女の失禁した股○を見、またテ○トを膨らましながら護衛は得意げに言う。
「黒奇島の鎖にはなあ、特別チップが入ってて色んな仕掛けがあるのさ。残念だったな色っぽいネーチャン♪」
美智子のケツを足で踏み、米俵のように抱え込んで部屋に放り込まれる美智子。
「まあ、楽しませてもらったからよぉ、上には口チャックしていてやらあっ!!そのかわりまたヤらせろよ(笑)」
横になりながら誰もいない部屋でボーっとすると一粒の涙が流れた。
(悔しい・・・・・・・う)
蜂の巣の誘いもなく、藤堂のその後、そしてリョウタたちの身の安全も分からない。
何時間たっただろう・・・
やがて部屋のトビラが開いたがそこにいたのはナント美智子がこの島に来て出会ったメガネエリート女医で
あった。
相変わらずのメガネを人差し指と親指でくいっと上げ女医は言う。
「あなたに・・・あなたにまだ愛はあるのかしら・・・・・」


                                  
                                                             16に続く